桜板洋『よくわかる現代魔法 2 ガーベジコレクター』(集英社スーパーダッシュ文庫)

ガーベジコレクションをネタにそういう話を作るのか!というのが一番の感想。
美鎖メインの話でこよみの出番があんまりなかったなあと思いつつも、話自体は非常に面白かったです。

桜板洋『よくわかる現代魔法 3 ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ』(集英社スーパーダッシュ文庫)

クリスマスの季節に読みたくなるような話。
過去に行こうがこよみはマイペースで、彼女の持ち味が非常に出ていて良いなあと思います。

桜板洋『よくわかる現代魔法 4 jini使い』(集英社スーパーダッシュ文庫)

前巻ではあまり出番がなかった嘉穂と現代魔法がメインな話。JINI という設定はなかなか面白いですし、嘉穂と笑のネットを通した会話も良いです。

桜板洋『よくわかる現代魔法 5 TMTOWTDI たったひとつじゃない冴えたやり方』(集英社スーパーダッシュ文庫)

今巻でとりあえず一区切り。前巻の最後から衝撃的な展開が連続しますが、一番印象に残るのはエピローグのこよみの台詞かなあと思います。どんな目に遭おうとも魔法使いになることをあきらめない彼女はある意味魔法使いの才能があるのかもしれないなと思います。

桜板洋『よくわかる現代魔法 6 Firefox!』(集英社スーパーダッシュ文庫)

よくわかる現代魔法 6 Firefox! (スーパーダッシュ文庫)

よくわかる現代魔法 6 Firefox! (スーパーダッシュ文庫)

ぷーが Firefox である必要はあるのかと思いましたが、Firefox でない必要もないので、難しいところ。やや無理矢理に解釈すれば、コードをキャッシュして、キャッシュし切れなくなったら、削除せずに吐き出すという感じ?
ぷーにたらい変換コードがキャッシュされるために、他の魔法が使えるようになったこよみですが、そうそう上手く魔法は使えないのが彼女らしいところ。そして、ぷーに貯まるキャッシュがたらい変換コードばかりだったために起こる、終盤の衝撃展開には唖然。
メンインブラックがまだ居たり、功利主義者?な白人である謎の新キャラが登場して、物語が今後どう展開するのかも気になるところです。

桜板洋『よくわかる現代魔法 1 new edition』(集英社スーパーダッシュ文庫)

よくわかる現代魔法 1 new edition (スーパーダッシュ文庫)

よくわかる現代魔法 1 new edition (スーパーダッシュ文庫)

前エントリで書いた予定を激しく無視してる気がしますが、Mozilla Party JP 10.0 までには このシリーズの 6 巻を読もうという計画の方を優先して。
このシリーズ自体はサブタイトルとかアニメ化されるだとかで気になってはいた作品です。
さえない高校生森下こよみが魔法学校のちらしを偶然見つけて、現代魔法使いである姉原美鎖と出会い、現代魔法が引き起こす事件に巻き込まれて・・・という内容。
コンピュータのプログラムと魔法を結びつけた、現代魔法という設定は SF っぽいですが、レイヤー(異世界)という概念があるので、少しファンタジーに近いかなあという気もします。
こよみが使える魔法である、たらいを落とすといえば、ドリフなわけですが、デスクトップキャラクターがネタとして作中に出てきたせいで猫どりふを思い出しました。
プログラムが好きな人なら興味が引かれるネタを随所にちりばめつつも、魔法使いたちによって繰り広げられる息つかせぬ展開に加えられるこよみというキャラがなかなか良いスパイスになっていて、なかなか楽しめる作品だと思います。

今後読む本の予定とか

雑記カテゴリと作品感想カテゴリを作りました。雑記カテゴリでは、今後読む予定の本とか気になった本、その他の話題を書いていこうかと思います。
今後読む本の予定ですが、今年の電撃小説大賞受賞作品は文庫化されてる分については全部読んでみようかと思っています。購入済みなのは、『パララバ』と『東京ヴァンパイアファイナンス』。残りの作品については、3 月末に住む場所を引っ越すので(メインブログにもその話を書かないと・・・)、4 月以降になる予定です。
ただ、読み途中の MF 文庫 J の作品が現在 1 冊あるので、次はそれの感想を書くと思います。何冊か並行して読む人というより、空き時間に読んでいる本はその空き時間が失われると放置して忘れ去ってしまうという困った人です。『キーリ』なんかまさにそれでしたし。
他にも『キーリ』と『ロウきゅーぶ!』の間にも読んだ本があるのですが、読んだ直後に時間がなかったりした関係で感想をブログに書いていません。これも近いうちにアップしようと思います。
あと、『よくわかる現代魔法 6 Firefox!』とかいう、Mozilla Firefox に関わっている私としてははずせない作品が出るので、電撃小説大賞受賞作品全読破以降は、『よくわかる現代魔法』シリーズを読んでいく予定です。この作品はアニメ化が決定していますし、扱っているネタもなかなか興味深いところがあるので、元々、読みたい候補の作品の一つには入っていましたが。
その後は、引っ越し先でどのような本が手に入るかしだい。今は住む場所の都合上、ほぼネット通販を利用していますが、なるべくなら書店でチェックしてから買いたいなあと思ったりします。時間と交通費が一番のネックなので、手軽に行けるところがあれば。
1 つ書き忘れ。ラノベではないですが、『生物と無生物のあいだ』という新書を少し立ち読みしたらなかなか面白かったので、この本についても読んで感想を書く予定です。買おうかとも思ったのですが、そのときは持ち合わせがなかったので。